【7月15日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)は14日、女子ダブルス決勝が行われ、大会第3シードの謝淑薇(Su-Wei Hsieh、シェ・スーウェイ、台湾)/バーバラ・ストリコバ(Barbora Strycova、チェコ)組が6-2、6-4で第4シードのガブリエラ・ドンブロフスキ(Gabriela Dabrowski、カナダ)/徐一ファン(Yi-Fan Xu、シュー・イーファン、中国)組を下し、優勝を飾った。

 33歳のストリコバは、長い現役生活で初となる四大大会(グランドスラム)のタイトルをついに獲得。今大会はシングルスの準決勝でセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)に敗れていたが、その悔しさを十分に埋め合わせる優勝を手に入れた。

 しかし、チャーミングな振る舞いと思いきりの良いストロークでウィンブルドンの観客を魅了したストリコバは、今年に入って引退を考えるようになっており、セレーナ戦の前には来年の大会には出場しない可能性を示唆している。

 先に行われた混合ダブルス決勝では、イワン・ドディグ(Ivan Dodig、クロアチア)/詹詠然(Latisha Chan、チャン・ユンジャン、台湾)組が6-2、6-3でロベルト・リンドステット(Robert Lindstedt、スウェーデン)/エレナ・オスタペンコ(Jelena Ostapenko、ラトビア)組に勝利して優勝。台湾勢がダブルス2種目で大会を制し、台湾の人々にとっては忘れられない1日となった。

 ドディグ/詹詠然組は、これで全仏オープンテニス(French Open)連覇に続いてウィンブルドン制覇と、この1年ほどで混合ダブルスの強力ペアに成長している。29歳の詹詠然、過去に男子ダブルスで決勝に進出した34歳のドディグのどちらにとっても、ウィンブルドン優勝は今回が初めてとなった。(c)AFP