【7月15日 AFP】第18回世界水泳選手権(18th FINA World Championships)は14日、女子水球のグループリーグの試合が行われ、大会初出場の地元韓国はハンガリーに0-64で歴史的大敗を喫した。

 光州(Gwangju)で行われたグループBの試合で、ハンガリーは韓国を相手にゴールラッシュ。前半に34点、後半に30点を記録した。

 前日には南アフリカが欧州王者のオランダに0-33で大敗するなど、2日連続で一方的な試合結果が出た。これまでの世界選手権の水球の最多得点差は、1994年のローマ大会の男子種目でニュージーランドがクロアチアに喫した1-38だった。

 韓国女子は大会1か月前に寄せ集められた急造チームで、元水泳選手で構成されている。2度世界の頂点に立っているハンガリーとの経験の差は歴然で、韓国は試合開始12秒でドロッチャ・シラージ(Dorottya Szilagyi)にペナルティーショットで先制されると、32分間の試合でその後は約30秒に1点を決められる形となった。

 この日韓国の唯一のショットを記録した韓国のソン・イェソ(Ye-seo Song)は、同国の聯合(Yonhap)ニュースに対し、「試合後に私たちは次の試合はもっといいものにしようとお互いに話した」とコメント。「ユーチューブ(YouTube)でしか見ることができなかったチームとの試合は光栄だった。彼女たちは私たちが考えていたよりも大きく強かった」 (c)AFP