【7月15日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するフェラーリ(Ferrari)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)は14日、第10戦英国GP(British Grand Prix 2019)決勝直後、自身のミスによってレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が表彰台入りできなかったとして謝罪した。

 ベッテルはフェルスタッペンにオーバーテークされた後に追突。2台はコースアウトしたもののレースに復帰した。「自分のミスだった」と認めたベッテルは、レース後にフェルスタッペンの元へ向かい、謝罪して握手を交わした。

「その瞬間、彼は右に行くようなそぶりを見せたので左にギャップができるかと思ったがそうはならなかった。そしてその時にはもう遅くてクラッシュしてしまった」

 この影響でベッテルはノーズ交換のためピットイン。フェルスタッペンはレースに戻ったものの最終的には5位でフィニッシュし表彰台を逃した。37周目で起きたこのクラッシュにより、ベッテルには10秒のタイムペナルティとペナルティポイント2が科された。

「彼とは話をした。マシンを降りるとすぐに謝罪してきた。それがすべて」と語ったフェルスタッペンは、「運命を変えることはできない」と続けた。また、フェルスタッペンはベッテルのチームメート、シャルル・ルクレール(Charles Leclerc)とのバトルも楽しんだと話している。

「彼らの調子は良かった。(フェルスタッペンがルクレールに接触した)オーストリアGP(Austrian Grand Prix 2019)のことがあったので彼はポジションを守ろうと必死だった」「だがそれはそれでオーケーだ。全面的に支持するよ。もちろん自分たちの方が速いとわかっていたのでマシンを傷つけるようなバトルに踏み込むリスクは冒したくなかった」 (c)AFP