【7月15日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)は14日、男子シングルス決勝が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が7-6(7-5)、1-6、7-6(7-4)、4-6、13-12(7-3)で第2シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を破り、2年連続5度目の優勝を果たした。

 ウィンブルドンのシングルスでは初となる最終セットのタイブレークで決着した激闘の試合時間は、同大会の決勝としては史上最長の4時間57分だった。

 2本のマッチポイントをしのいで栄冠に輝いた32歳のジョコビッチは、これが四大大会(グランドスラム)通算16勝目。フェデラーが持つ歴代最多記録まであと4としている。また、ジョコビッチ、フェデラー、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)の「ビッグ3」によるグランドスラム制覇は11大会連続となった。

 3選手以外で最後にグランドスラムを制したのは、2016年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2016)決勝でジョコビッチを破ったスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)。また、20代のグランドスラム覇者は、当時29歳で2016年のウィンブルドンを優勝したアンディ・マレー(Andy Murray、英国)を最後に生まれていない。(c)AFP