【7月14日 AFP】スペイン1部リーグのアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)が、1億2000万ユーロ(約146億円)でFCバルセロナ(FC Barcelona)へ移籍したアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)の契約解除金をめぐって、国際サッカー連盟(FIFA)に異議申し立てを行う見込みだと、同国メディアが報じた。

 スポーツ日刊紙のアス(AS)によると、アトレティコはバルセロナとグリーズマンの双方に処分を下すよう求めているという。AFPからアトレティコに連絡を取ったが、回答はなかった。

 グリーズマン側は12日に弁護士を通じて1億2000万ユーロを支払ったが、アトレティコは、契約解除金が2億ユーロ(約244億円)からその額に下がる7月1日以前にバルセロナとグリーズマンが交渉していたと不満を持っており、契約解除金が足りないと考えている。

 クラブは、グリーズマンの行動と言葉から「昨シーズン終了前の時点で契約の解除が行われていたと信じている」と発表。バルセロナが解除の条項を満たした後、グリーズマンがプロサッカーリーグ機構(LFP)本部を訪れて「一方的に」契約を破ったため、クラブの「権利と正当な利益」を守るために「適切な手続きをすでに始めている」と明かした。(c)AFP