【7月14日 AFP】19F1第10戦英国GP(British Grand Prix 2019)は13日、予選が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)がチームメートのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)との争いを制してポールポジションを獲得した。

 年間順位争いで、ハミルトンと31ポイント差の2位につけるボッタスは、コースレコードとなる1分25秒093の最速タイムを記録し、地元の英雄であるハミルトンをわずかに0秒006上回った。メルセデス勢のフロントロー独占は、これで通算64回目となる。

 英国GPでは初めて、キャリア通算では10回目となるポールポジションを獲得したボッタスは、「とても気持ちが良いし、この感覚のためにカーレーサーをやっている」「ルイスとは週末を通じてすごく僅差だったから、良いラップを刻んでポールが取れて、本当にうれしい」とコメントした。

 一方、歴代最多となる6回目の英国GP優勝を狙うハミルトンは「バルテリにはおめでとうと言いたい。素晴らしい走りをした。僕としては十分な結果ではなかったが、観客の熱気が素晴らしく、最高のグランプリだ」と話した。

 ボッタスと0秒079差と僅差の3番手にはフェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)が入り、マックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)とピエール・ガスリー(Pierre Gasly)のレッドブル(Red Bull)勢、フェラーリのもう一台であるセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)が続いた。

 ルクレールは「メルセデスはエンジンを少し調整したと思うし、彼らのコーナリングはすごかった。僕らもその部分に取り組まないといけない」とコメントした。

 7番手以降は、ルノー(Renault)のダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)、マクラーレンのランド・ノリス(Lando Norris)とトロ・ロッソ(Toro Rosso)のアレクサンダー・アルボン(Alexander Albon)の新人2人、ルノーのニコ・ヒュルケンベルグ(Nico Hulkenberg)と続いた。(c)AFP