【7月13日 AFP】南アジアではこの2日間で、モンスーンの豪雨がもたらした洪水や土砂崩れによる死者が少なくとも計40人に上ることが分かった。各国の関係者が13日に明らかにした。

 ネパールでは、同国東部と南部の平野部での洪水と土砂崩れで合わせて計27人が死亡、11人が負傷。15人が行方不明になっている。

 警察当局によれば、死者数のうち3人は、首都カトマンズで塀が倒壊した事故により死亡したという。

 隣国インドでは、北東部アッサム(Assam)州とアルナチャルプラデシュ(Arunachal Pradesh)州で合わせて11人の死者が報告されている。当局が12日に明らかにした。

 バングラデシュでは12日、同国南東部で暮らすイスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)難民の支援団体が、子ども1人を含め2人が死亡したと伝えている。

 南アジアでは6月から9月にかけて続くモンスーン期の影響で、例年、多数の死者と壊滅的な被害が出るが、昨年はインド南部ケララ(Kerala)州で、ここ100年近くで最悪の大洪水が発生。南アジア各地で1200人超の死者が確認された。(c)AFP