【7月12日 AFP】米連邦裁判所は11日、国際サッカー連盟(FIFA)元副会長のジャック・ワーナー(Jack Warner)氏に賠償金7900万ドル(約85億円)の支払いを命じた。

 2017年に北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)から数百万ドルを横領したとして民事訴訟を起こされていたワーナー氏は出廷しなかった。

 ワーナー氏はCONCACAFが主催する大会の放映権をめぐるリベートの受け取りのほか、南アフリカで開催された2010年のW杯(2010 World Cup)の招致での収賄を訴えられていた。

 76歳のワーナー氏は母国のトリニダード・トバゴに居を構えており、米国は身柄の引き渡しを求めている。一貫して不正行為を否定しているワーナー氏は、2015年にFIFAから永久活動停止処分を受けている。(c)AFP