【7月11日 AFP】ドイツのアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相が10日、またも体の震えに見舞われた。ここ1か月で3度目の事態で、同首相の健康状態を懸念する声が上がっている。

【写真】独メルケル首相のビフォーアフター

 AFPのフォトグラファーが目撃したところによると、ドイツ訪問中のフィンランドのアンティ・リンネ(Antti Rinne)首相の歓迎式典で両国の国歌が演奏された際に、メルケル首相の体が震え始めたという。初めて目撃された先月の震えよりも軽かったものの、目で見てはっきり分かる震えだったという。

 メルケル氏は6月18日、真昼の日差しの下でウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領を儀仗(ぎじょう)兵とともに迎えた際、同大統領の隣に立ちながらふらつき、震えるような様子を見せた。

 この時は脱水状態によるものとされたが、2週間後の6月末、大阪で開催された20か国・地域(G20)首脳会議に出発する数時間前にも、2度目の震えに見舞われていた。

 映像は10日撮影。(c)AFP