【7月11日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)は10日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-4、6-0、6-2で第21シードのダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)に完勝し、自身9度目の準決勝進出を果たした。

 世界ランキング1位のジョコビッチは、第1セットでブレークダウンの状況から巻き返し、そこからの17ゲームのうち15ゲームを奪った。ジョコビッチにとっては、これが4度の優勝経験を誇るウィンブルドンで通算70勝目で、四大大会(グランドスラム)での4強入りは36回目。

 試合後、ジョコビッチはゴフィンについて「彼はスタートが良かったし、ベースラインからプレーを支配していた」と述べ、「第1セットを落としていたら違う展開になったかもしれないが、第2セットと第3セットの内容には満足している」と続けた。

「(ホベルト・ホルカシュ<Hubert Hurkacz、ポーランド>との)タフだった3回戦を除き、他の試合ではストレートで勝利しているし、大会を通して非常に良いプレーができている」「こういうことを望んでいたし、準決勝でも正しい戦いができたらと思う」

 次戦の相手は、27回目のグランドスラム出場で初の4強入りを果たした第23シードのロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut、スペイン)に決まった。

 同日の試合で第26シードのギド・ペラ(Guido Pella、アルゼンチン)を7-5、6-4、3-6、6-3で下したバウティスタ・アグトは、ジョコビッチについて「ノバクは世界ナンバーワンで、芝でとても良いプレーをしている」と話した。

 バウティスタ・アグトはジョコビッチに対して通算3勝7敗と負け越しているが、うち2勝は今年のカタール・エクソンモービル・オープン(Qatar ExxonMobil Open 2019)とマイアミ・オープン(Miami Open 2019)で挙げている。(c)AFP/Dave JAMES