【7月10日 Xinhua News】中国がスリランカ海軍に寄贈した護衛艦P625が8日午前9時ごろ、コロンボ港に到着した。

 同国海軍司令官のデシルバ中将は歓迎式で中国に感謝の意を表し、次のように述べた。現在、スリランカは海洋の安全面でさまざまな問題に直面し、自国海域では麻薬密輸などの違法行為も見られる。P625の加入は海軍の海洋安全を守る能力を高める役割を果たす。

 中国の程学源(Cheng Xueyuan)駐スリランカ大使は次のように述べた。中国とスリランカは古くからの良き友人で良き隣人だ。中国の政府と人民は今後もこれまで通りスリランカ政府、人民と共にあり、テロリズムを含むあらゆる犯罪行為を共同で取り締まる。

 P625は元中国海軍「銅陵」号で、1994年に建造された。今後スリランカ海軍の最も先進的な一員として、主に海洋パトロールや環境モニター、海賊取り締まりなどに用いられる。

 中国大使館によると、中国海軍はすでにスリランカ海軍将兵と船員110人に対し専門訓練を行った。今後、スリランカ側の必要に応じ、さらに訓練を実施する用意がある。(c)Xinhua News/AFPBB News