【7月10日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)は9日、女子シングルス準々決勝が行われ、大会第7シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)は張帥(Shuai Zhang、ジャン・シューアイ、中国)に7-6(7-4)、6-1で勝利し、自身2度目となる準決勝進出を決めた。

 元世界ランキング1位のハレプは、1ブレークダウンの状況から逆転で両セットを奪ってカロリーナ・ムチョバ(Karolina Muchova、チェコ)を7-5、6-4で下した第8シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)と準決勝で対戦する。

 中国人としては2人目となる準決勝進出を目指していた張に第1セットを1-4とリードされ、続く第6ゲームでもブレークポイントを4度握られた27歳のハレプは「1-4でリードされていても、第1セットでは懸命にプレーした」と振り返った。

「できるだけ強気の姿勢で、アグレッシブにプレーしなければいけないと分かっていたし、それがうまくできたと思う」「体力があり、フレッシュな状態でプレーできている。体調も良いから、コートに立つと自信を感じる」

 ハレプは2014年にもウィンブルドンで4強入りを果たしたが、その時はユージェニー・ブシャール(Eugenie Bouchard、カナダ)に敗れた。

 一方、四大大会(グランドスラム)で初の準決勝進出を決めた24歳のスビトリーナは、キャリアで未知の領域に踏み込むことができ、とてもわくわくしていると話した。「最高の気分」「私にとって準決勝進出は初めてで、この大会でそれを成し遂げられるとは思っていなかった」 (c)AFP