【7月13日 CNS】満11か月の雌の赤ちゃんパンダ「七七(チーチー、Qi Qi)」が、定例の身体検査に挑んだ。

 上海野生動物園で、お母さんパンダとお父さんがわりの飼育員の保護の下、すくすくと育ってきたチーチー。身体検査にある程度は慣れてきたが、やはりなかなか人間の思うとおりにはならない。

 身長測定には工夫が必要だ。地面を転げまわり、なかなか捕まらないため、飼育員は好物を準備。目の前に差し出して注意を引き付け、その隙にメジャーで測った。

 体重測定でも、言うことを聞かない。やむなく、飼育員はチーチーを抱き上げ体重計に乗り、そこから自分の体重を差し引いて計測。体重は30.3キログラムにまで増えた。

 身体検査の結果、健康状態は良好だった。

 飼育員は、他のパンダに対しても、日ごろから「医療行為訓練」を行い、上向きに寝る、横向きに寝る、手を伸ばすなどの姿勢訓練を行い、次回の身体検査が順調にできるように備えている。(c)CNS/JCM/AFPBB News