【7月9日 AFP】中国・香港行政トップで親中派の林鄭月娥(キャリー・ラム、Carrie Lam)行政長官は9日、中国本土への容疑者引き渡しを可能とする「逃亡犯条例」改正案について「死んだ」と発言した。ただ、大規模な抗議活動を行ってきたデモ隊は改正案の即時撤回を求めており、林鄭長官の発言は今回もこの要求を満たさない形となった。

 林鄭長官は会見で、「いまだ政府の誠実さに関して疑念が持たれているほか、立法会(議会)での審議を再開するかどうかについて懸念も残っている。従って私はここで繰り返すが、そのような計画はない。改正案は死んだ」と述べた。9日撮影。(c)AFP