【7月9日 AFP】フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は8日、プレシーズンの練習に姿を見せなかったネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)に対し、「適切な措置」を取ると発表した。

 フランス王者であるPSGは、簡潔にまとめた発表文の中で「7月8日の月曜日、ネイマールはトップチームに合流し、プレシーズンの活動を再開させることになっていた」と記した。

「ネイマールが決められた場所に定刻通りに現れなかったということをわれわれは明らかにする。事前にクラブからの許可はなかった」「われわれはこの状況を遺憾に思っており、従って適切な措置を取ることになる」

 ブラジルのメディアによれば、ネイマールの父親は、ネイマールが練習を欠席することをPSGは「知っていた」と話したという。

「(ネイマールが姿を見せなかった)理由は既知のことであり、(慈善団体である)ネイマール・インスティテュートでの活動が1年前から予定されていた」「われわれはそれを延期できない。彼は15日に合流する」

「実に単純なことで、問題はない。PSGはそのことを知っているし、慈善活動にも参加している」

 2017年8月、ネイマールはスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)から史上最高額となる2億2200万ユーロ(約270億円)でPSGに渡ったが、今夏スペインに驚きの復帰を果たす可能性がある。

 同日、PSGのレオナルド(Leonardo Nascimento de Araujo)スポーティング・ディレクター(SD)は、大衆紙パリジャン(Le Parisien)に対し、「もし適正なオファーが届けば、ネイマールは退団することもあり得る」と話している。(c)AFP