【7月9日 AFP】ツール・ド・フランス(2019 Tour de France)は8日、第3ステージ(バンシュ~エペルネ、215キロメートル)が行われ、ドゥクーニンク・クイックステップ(Deceuninck Quick Step)のジュリアン・アラフィリップ(Julian Alaphilippe、フランス)が圧倒的な力を見せつけてステージ優勝を飾り、総合順位でもトップに躍り出た。

 この日のステージで長い距離を残してアタックを仕掛けるギャンブルに出たアラフィリップは、最後から2番目の峠でボーナスポイントを獲得し集団から抜け出すと、空気抵抗を減らすため、果敢にも目いっぱいかがみ込みながら仕掛け、あっという間に大きくリードした。

 フィニッシュのエペルネ(Epernay)まで連なるシャンパン用のブドウ畑を抜ける過酷な10キロメートルを残し、マルヌ(Marne)を通過するときには、すでにほぼ1分もの差をつけていた。

 後続集団も巻き返しを図って猛追したものの、アラフィリップが圧巻の強さを発揮して26秒差で優勝。フランス勢としては2014年のトニー・ギャロパン(Tony Gallopin)以来5年ぶりのマイヨ・ジョーヌ(イエロージャージー)となった。(c)AFP/Damian MCCALL