米大統領選、民主党候補指名争いで初の撤退 若手のスウォルウェル氏
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【7月9日 AFP】2020年米大統領選の民主党候補指名争いに名乗りを上げていたエリック・スウォルウェル(Eric Swalwell)下院議員(38)が8日、選挙戦からの撤退を表明した。混戦となっている民主党の候補指名争いで、撤退を表明したのはスウォルウェル氏が初めて。
米政治情報サイト「リアル・クリア・ポリティクス(Real Clear Politics)」によると、スウォルウェル氏の支持率は、先月26、27の両日行われた民主党の討論会で現在支持率トップのジョー・バイデン(Joe Biden)前副大統領(76)に対し、若い世代に「バトンを渡す」よう求めたことでわずかに上昇したが、最後まで1%を超えることはなかった。
スウォルウェル氏の撤退後も、2020年大統領選でドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の対抗馬となる民主党候補の指名争いには20人以上が残っている。
バイデン氏は現在も首位を走っているが、リアル・クリア・ポリティクスによれば、32%あった支持率は討論会後、26%に下がった。
一方、黒人女性候補のカマラ・ハリス(Kamala Harris)上院議員は、討論会でバイデン氏と人種差別をめぐり討論したことで支持率が7%から15.2%に上がり、2位に浮上した。(c)AFP/Elodie CUZIN