【7月9日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)は8日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第2シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は6-1、6-2、6-2でイタリアのマッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini)に快勝し、四大大会(グランドスラム)ではキャリア55回目の準々決勝進出を決めた。

 通算8度のウィンブルドン制覇を誇るフェデラーは、試合時間わずか1時間14分で勝利を収め、オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(AELTC)では通算99回目の白星と自身17回目のベスト8入りを記録した。

 また、37歳でのグランドスラム8強入りは、1991年の全米オープン(The US Open Tennis Championships)で当時39歳のジミー・コナーズ(Jimmy Connors)氏が成し遂げて以来の年長記録となった。

 この日、ウイナー24本を記録したのに対してアンフォーストエラーの数をわずか5本に抑えたフェデラーは、準決勝進出を懸けた次戦で第8シードの錦織圭(Kei Nishikori)を迎え撃つことになった。

 錦織は同日の4回戦で、カザフスタンのミハイル・ククシキン(Mikhail Kukushkin)を6-3、3-6、6-3、6-4で退けた。ウィンブルドンでは2年連続で準々決勝に駒を進めた29歳は、フェデラー戦の通算戦績が3勝7敗で、最近では昨年末に英ロンドンで行われたATPワールドツアー・ファイナルズ(ATP World Tour Finals 2018)で同カードを制している。(c)AFP/Dave JAMES