【7月12日 Xinhua News】中国四川(Sichuan)・雲南(Yunnan)・貴州(Guizhou)の三省の境界にかかる鶏鳴(Jiming)三省大橋のメインアーチが7日、接合に成功した。これにより、大橋の建設が重要な段階的進展を遂げ、2019年末の開通のために強固な基礎を築くことになる。  

 赤水(Chishui)河流域の重要な渡橋改造プロジェクトである同橋の完成後には、三省境界一帯に住む数十万人の交通の難題を解決し、烏蒙(Wumeng)山エリアにおける「貧困脱却の難関攻略」を大いに推進する見通し。

 鶏鳴三省大橋は長さ286.4メートル、幅11.5メートル。橋の主構造は180メートルの鉄筋コンクリートを両端上部からつり下げたアーチ橋で、設計速度は時速40キロ、総投資額は5900万元(1元=約16円)となる見通し。同大橋は2016年7月に着工し、2019年末に開通する予定。開通すれば、両岸の所要時間が現在の2時間半(車での迂回<うかい>時)、または1時間半(山・川を越える場合)から、車で1分間、徒歩で数分間に短縮される。(c)Xinhua News/AFPBB News