【7月8日 AFP】サッカーブラジル代表のチッチ(Adenor Leonardo Bacchi aka Tite)監督は7日、コパ・アメリカ(2019 Copa America)では「不正行為」が行われているため、開催国が優勝するだろうと主張したアルゼンチン代表のリオネル・メッシ(Lionel Messi)に対し、敬意を払うよう求めた。

 ペルーとの決勝に3-1で勝利し優勝を果たしたブラジルのチッチ監督は、自分たちも審判の判定で何度か試合の行方が変わったと感じており、メッシの発言は審判に大きな重圧をかけたと話した。

 指揮官は「彼は敬意を表さねばならない。敗れたときはそれを理解し、受け入れる必要がある」とコメント。ブラジルは、物議を醸したアルゼンチンとの準決勝を2-0で制した。

「われわれもあらゆる試合で影響を受けてきた。W杯(World Cup)の舞台でもだ。だから、慎重にならねばならない」「彼が大きなプレッシャーをかけたのは、自身がとても偉大な選手だから」「誰もがそれぞれの問題を抱えている。敬意を払う必要がある」

 2-1でチリに勝利した3位決定戦で退場になったメッシは、南米サッカー連盟(CONMEBOL)を「腐敗している」と厳しく非難していた。

 アルゼンチンはブラジルとの準決勝で2度、PKがあったかをチェックをするためにビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定が行われず、審判がそれを確認しなかったことにストレスを募らせていた。

 またメッシはチリ戦でガリー・メデル(Gary Medel)と揉み合いになると、やましい点は一切無かったように見えたが、無情にも退場を言い渡された。

 メッシは試合後、自身がこれまでしてきた批判の報いを受けたと主張し、「私の発言は波紋を投じたが、どんなときでも誠実でなければならない」と話した。

 そのことについてはチッチ監督も同意しており、ペルーとの決勝でパオロ・ゲレーロ(Paolo Guerrero)に決められたPKは決して与えられるべきものではなかったと主張した。

「きょうのあの場面はPKではなかった。けれど、われわれが他人をリスペクトしているように、慎重になって敬意を表さなければならない」

 ペルーを率いるアルゼンチン人のリカルド・ガレカ(Ricardo Alberto Gareca Nardi)監督も、チッチ監督に賛同した。

「メッシは影響力を持つ選手だが、だからといって私は彼の発言に同意しているわけではない」 (c)AFP/Barnaby CHESTERMAN