【7月8日 AFP】スペイン1部リーグ、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)のFWアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)がプレシーズンの合流日に姿を見せなかったと、クラブの広報担当者が7日にAFPに話した。

「グリーズマンは日曜日(7日)の午後8時30分にクラブから正式に招集を受けたにもかかわらず、姿を見せなかった。この件について調査を始めた」と広報担当者は話した。

 スペインのスポーツ紙マルカ(Marca)は6日、FCバルセロナ(FC Barcelona)が獲得に乗り出しているグリーズマンは練習には戻らないだろうと報じており、アトレティコはAFPに対し「何も変わらない」と話していた。

「彼は2023年までこのクラブと契約している。他の選手のようにあす(7日)トレーニングを再開しなければならない」

 アトレティコは7日の午後、チームが毎年プレシーズンで使用している施設に到着する写真をツイッター(Twitter)に投稿し、その中には10代ながらクラブ記録となる移籍金で加入したばかりのFWジョアン・フェリックス(Joao Felix)の姿もあった。

 グリーズマンは5月にアトレティコからの退団を表明したものの、自身の契約解除金が2億ユーロ(約243億円)から1億2000万ユーロに下がる7月1日まで、移籍先は明かせないとしていた。

 5日、バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ(Josep Maria Bartomeu)会長がグリーズマンとの契約について両クラブが話し合ってきたことを明かしたことを受け、アトレティコ側は「敬意を欠いている」としてバルセロナと同選手を非難していた。

 アトレティコは、バルセロナからの要請を受けグリーズマンの契約について4日に会談を行ったと認めており、3月の時点でバルセロナと合意に至っていたことをグリーズマンから伝えられたことも明かしている。

 2014年にレアル・ソシエダ(Real Sociedad)から加入したグリーズマンは、アトレティコで257試合に出場し133得点を挙げた。(c)AFP