【7月9日 Xinhua News】中国四川省(Sichuan)成都市(Chengdu)は5日、都市部の自動車の排出ガスを減らし大気汚染を改善するため、初めて純電気自動車(EV)のタクシー200台を導入した。同市は今年末までに4400台以上のEVタクシーを導入、中心市街地を走るタクシーの約3割がEV化する計画だ。

 同市が今回導入したのは吉利汽車と東風汽車の2車種。総合航続距離はいずれも400キロメートルを超える。

 EVは低ランニングコスト、簡単な操作、環境に優しいなどの強みを持つ。成都タクシー協会の責任者、薛瑗(Xue Yao)氏は、従来のデュアルフューエル型タクシーをEVに変えることは、二酸化炭素排出量の削減に役立つだけでなく、タクシー産業の運営コストの軽減、ドライバーの増収、市民の移動体験の向上にも寄与すると述べた。(c)Xinhua News/AFPBB News