【7月7日 AFP】米大リーグ(MLB)、クリーブランド・インディアンス(Cleveland Indians)の先発右腕カルロス・カラスコ(Carlos Carrasco)が白血病を公表した。球団が6日に公式サイトで発表した。

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 2017年にシーズン18勝を挙げ、ア・リーグ最多勝のタイトルを獲得しているカラスコだが、現在はチームから離脱中で、球団も「いったん野球から離れ、治療と回復に向けた最適な選択肢を探っていく」とだけ話していた。

 しかしチームはこの日、本人がドミニカ共和国のテレビ局CDN 37に対して語っている動画を公開し、カラスコが白血病であることを明かした。カラスコは、7月末の復帰を目指すと話している。

「5月末に、血液に異常があるということで、一度プレーをやめるよう言われた」「医師たちが少し気になるということで、血液検査を何回か受けた結果、血液に異常があり、血小板がかなり増えていた」「そして次の週、妻と一緒に病院へ行き、白血病だと言われた。それが現時点で僕がプレーしていない理由だ。ただ、7月末には戻るつもりだ」

 カラスコは、まず傘下のマイナーチームで復帰して状態を上げていき、最終的にメジャーの登録メンバーに戻ることを目指していくとみられる。

 カラスコは今年で10年目となったメジャー生活をインディアンス一筋で過ごしてきた32歳のベテランで、通算83勝68敗、防御率3.78、1206奪三振の成績を残している。2016年には米国の市民権も獲得している。(c)AFP