【7月6日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に所属するポール・ポグバ(Paul Pogba)の代理人を務めるミノ・ライオラ(Mino Raiola)氏が5日、同選手の移籍計画を「進行」させていると、英紙タイムズ(Times)に語った。

 2016年にイタリア・セリエAのユベントス(Juventus)から、当時の世界最高記録となる1億500万ユーロ(約127億円)でオールド・トラフォード(Old Trafford)にやってきたポグバは、それ以来移籍のうわさがありながらも残留してきた。

 ライオラ氏によれば、ユナイテッドの上層部はポグバの退団したいという意向を承知しているという。

 タイムズ紙のインタビューでライオラ氏は「監督をはじめ、オーナーやクラブの誰もがポールの願いを知っている」「全員がポールの移籍への意欲を分かっている。われわれはそれを進行させている」と語った。

 ユナイテッドの選手たちは、プレシーズンツアーのため7日にオーストラリアへ飛び立つ予定となっているが、ライオラ氏はポグバがオレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)監督率いる遠征チームに加わるかどうかは分からないとした。クラブ側は以前、ポグバがツアーに参加すると発表していた。

 ライオラ氏は「私には何も言えない。その日暮らしなものでね」とコメントしている。

 ポグバ自身は先月、東京を訪れた際に「何か違う新しい挑戦をするのに良い時期だ」と語っていた。

 2021年までユナイテッドとの契約を残しているポグバは、ユベントスやスペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)への移籍がうわさされている。

 ポグバの将来が決まるまでには、今後数週間かかる見込みとなっている。イングランドの移籍市場は8月2日に閉じられるものの、イタリアは同月23日まで、スペインは9月2日まで移籍可能となっている。(c)AFP