【7月7日 Xinhua News】中国人民銀行(People's Bank of China、中央銀行)が3日発表したデータによると、今年第1四半期(1~3月)、中国銀行業金融機関によるキャッシュレス決済の取扱件数は前年同期比46%増の665億5400万件、金額は同0.12%増の931兆6800億元(1元=約16円)だった。

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 人民銀行によると、第1四半期、中国の決済システムは円滑に運営され、社会資金の取引規模は絶え間なく拡大し、決済件数は安定的な成長を保った。そのうち、銀行カードの発行枚数は持続的に拡大し、取引規模は安定の中で膨らみ、支払い期限を6カ月以上過ぎたクレジットカードの不良債権額の比率が下がっている。

 決済業務統計データによると、第1四半期末現在、全国銀行カードの発行枚数は前期比2.32%増の77億7300万枚、全国の1人当たり銀行カード保有枚数は5.57枚。全国の銀行カードによる取引件数は同49.7%増の645億3600万枚、金額は同0.43%増の221兆7700億元だった。支払い期限を6カ月以上過ぎたクレジットカードの不良債権額は797億4300万元、クレジットカード不良債権額全体に占める比率は1.15%となり、前期末より0.01ポイント下がった。

 人民銀行によると、今年第1四半期、モバイル決済件数が急増し、銀行業金融機関の電子決済取扱件数は481億5100万件、金額は742兆100億元だったという。うちモバイル決済業務は前年同期比79.6%増の196億9000万件、金額は同22.32%増の86兆6200億元だった。

 また、第1四半期、非銀行決済機関によるオンライン決済件数は同34.8%増の1485億3200万件、金額は同13.44%増の58兆元。オンライン決済プラットフォームによる決済件数は758億1500万件、金額は54兆7200億元だった。(c)Xinhua News/AFPBB News