シンプルに最近試乗して印象に残った20台です(GRスープラとポルシェ992は未試乗なので期待を込めて)。前半は後輪駆動な10台、後半が4輪駆動な10台という内訳。前半と後半の組み合わせで2台所有が理想です。
マイチェン版の「M2コンペティション」は、これぞM謹製というべきM3/M4譲りのS55型3リッター直6エンジンを搭載。6MT仕様も○。
2位 ポルシェ718ボクスター/718ボクスターS/718ボクスターGTS
新型Z4と乗り比べて、Z4のほうが剛性感あって静粛性高く、速く走れると思ったが、一方で軽いこと、ミドシップであることの良さを再認識。
3位 マツダ・ロードスター(RF、NR-A含む)
30年間変わることなく、代わるものがいない唯一無二の存在。今年発売される30周年記念車のRFの商談予約受付は6月10日まで。悩ましい。
4位 日産フェアレディZ(フェアレディZニスモ含む)
現行Z34のデビューは08年のこと。もはや古さは否めないが、全長4.3m、全幅1.85mに収まるサイズはかえって新鮮。今年は50周年記念車も。
5位 トヨタGRスープラ
直6エンジン+FRの2シータースポーツという、ビジネスとして成立させるには難しいパッケージをBMWとの協業によって成し遂げた点を評価。
6位 ポルシェ911カレラS/911カレラ4S(タイプ992)
993以降、長く911の開発に携わってきた〝ミスター911〞の異名を持つ、アウグスト・アッハライトナー氏の最終作。未試乗だけど欲しい。
7位 マクラーレン720S(スパイダー含む)
機能と個性を兼ね備えたスタイリング、ビタッと決まるドライビングポジション、存外に快適な乗り心地、戦闘機のような加速……濃密な時間を堪能。
8位 アストン・マーティン・ヴァンティッジ
写真ではデザイン責任者・マレック・ライヒマンの作としては……と違和感を覚えた。しかし、いま実車を見るにつけ、流石と頭を垂れるばかり。
9位 アルピーヌA110
オリジナルA110の単なる復刻版ではなく、ミドシップ・スポーツカーとして、サイズもパワーも価格もほどよくバランス。現代版、街の遊撃手。
10位 シボレー・カマロ(コンバーチブル、SS含む)
「SS」は、コルベット譲りの「LT1」6.2リッターV8OHVにモダンな10段ATの組み合わせ。これで約680万円はバーゲン・プライス。
11位 ジャガーIペイス
1000万円級のプレミアムEV市場に、テスラとはひと味違う価値を提供する。ジャガー自身は〝SUV〞と謳うが、その実は立派なスポーツカー。
12位 アウディRS4アバント
バカッ速いステーション・ワゴンは、アウディの本懐といえるもの。乗るたび完成度の高さに感動する「MLB evo」プラットフォーム系の秀作。
13位 ベントレー・コンチネンタルGT(コンバーチブル含む)
個人的には予算3000万円あれば欲しいクルマNo.1。若返った日本の新型GTオーナーの平均年齢は53歳という。数年後に控え目下の目標。
14位 アルファ・ロメオ・ステルヴィオ
もしアルファ・ロメオがSUVを作ったら、をそのまま具現化したようなひらりひらりと軽快な動きが心地いい。非ジャーマン系SUVの最右翼。
15位 メルセデス・ベンツGクラス(AMG G63を除く)
先代からW463の型式や基本フォルムを踏襲するものの、ほぼすべてを一新。これまでのトラックっぽさが消え長距離も楽しめるGT性能を得た。
16位 ジープ・ラングラー
ラダー・フレーム+リジッド・アクスルの構成は不変ながら、オンロードでの乗り心地が激変。本格オフロード派はもちろん街乗り派も満足の1台に。
17位 スズキ・ジムニー(シエラ含む)
初代に原点回帰したデザインによって、Gクラスやジープに匹敵する魅力を手に入れた。マツダ・ロードスターに比肩する世界に誇れる日本車の1台。
18位 アウディQ5(SQ5を含む)
RS4に続きこちらも「MLB evo」プラットフォーム系の秀作。エントリー・グレードにディーゼル・モデルがラインアップされたのも朗報。
19位 ボルボV60(クロスカントリー含む)
V60シリーズのイチ押しはV60CC。V90CC譲りの足はしなやかで、AWDでありながら、通常のFFモデル比で50万円高の価格も魅力。
20位 マツダCX-8
脱ミニバンを図るための3列シートSUVという位置づけだが、2930㎜という長いWBもあって、現行ラインアップ中で最も上質な乗り味。
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