【7月4日 AFP】(更新)交流サイト(SNS)最大手の米フェイスブック(Facebook)のサービスで3日、障害が発生し、世界各地のユーザーに影響が出た。フェイスブックは同日夜、サービスは「100%復旧」したと発表した。

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 インターネット障害監視サイト「ダウンディテクター(Downdetector)」によると、障害が発生したのはグリニッジ標準時3日正午(日本時間同日午後9時)ごろ。フェイスブックの他、同社傘下のインスタグラム(Instagram)とワッツアップ(WhatsApp)にも影響が及んだ。

 世界中で多数のユーザーが障害の発生を訴え、中でも欧州と北米が特に大きな影響を受けたという。

 ダウンディテクターの発表に続き、フェイスブックはツイッターへの投稿で、「当社の各アプリで、画像や動画などのファイルをアップロードしたり送信したりできない人々がいることを把握している。この問題について謝罪するとともに、できる限り早急に復旧できるよう作業を進めている」と述べていた。

 ツイッター(Twitter)上では、ハッシュタグ「#Facebookdown(フェイスブックがダウン)」や「#instagramdown(インスタグラムがダウン)」がトレンド入りし、これらのアプリの不具合報告が世界中のユーザーから寄せられた。

 米中央情報局(CIA)も「インスタグラムがダウンした」とツイート。「われわれが原因ではありません。皆さんの障害を解決することも、われわれにはできません」などと投稿していた。

 米メディア報道によると、フェイスブックの広報担当者は3日夜、フェイスブック、インスタグラム、ワッツアップについて「定期的なメンテナンス作業」で誤って不具合が発生し、画像や動画のアップロードや送信に支障が生じたと説明した。

 AFPは今回の障害についてフェイスブックに取材を試みたが、現時点では回答を得られていない。(c)AFP