【7月2日 AFP】イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)は1日、スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)からローンで加入していたMFマテオ・コバチッチ(Mateo Kovacic)を完全移籍で獲得したと発表した。移籍金は4000万ポンド(約55億円)だったと報じられている。

 昨シーズン、プレミアリーグで3位に入って欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)の出場権を獲得し、ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2018-19)でも優勝を果たしたチェルシーで、コバチッチは51試合に出場した。

 チェルシーは現在、国際サッカー連盟(FIFA)から2度の移籍市場における選手登録の禁止処分を科されている。しかし、コバチッチの登録はすでに昨シーズン中に済んでおり、そうした選手の契約を完全移籍に切り替えることはできる。

 コバチッチは発表文の中で「僕はローンで加入していたチェルシーでの1年を心から楽しんだ。このクラブは居心地がいいし、ロンドンやプレミアリーグが大好きだ。完全移籍でチームに加わることができ、とてもうれしい」と記した。

 チェルシーはまた、イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)からローンで加入していたFWゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuain)の買い取りオプションを行使しないことも明らかにした。

 今年1月の加入後、わずか5ゴールしか挙げられていなかったイグアインは、これでユベントスに戻ることになり、チェルシー時代の指揮官であるマウリツィオ・サッリ(Maurizio Sarri)監督と再び手を組むことになった。(c)AFP