【7月4日 Xinhua News】世界的越境電子商取引(EC)大手のアマゾン(Amazon)は6月28日、中国浙江省(Zhejiang)杭州市(Hangzhou)で2019アマゾン・グローバルセリング中国輸出ブランドトップ100レポートを発表した。レポートによると、より多くの中国製品が越境ECにより輸出され、国際的に影響力を持つようになったという。また、中国の越境EC輸出ブランドの特徴として、広範な販売地域、多様な商品、イノベーション製品など複数の傾向が見られるという。

 出席した事業者や業界アナリストは、中国国内の複数の越境EC総合実験区が相次いで運営を開始したことに伴い、越境ECは従来型ECの補足的業務から、徐々にEC、ひいては貿易の発展を推進する重要な成長ポイントとなりつつあるとみている。

 EC産業が発達している杭州のデータによると、杭州越境EC総合実験区は、今年1~4月、杭州の越境EC輸出額は、前年同期比26.28%増の26億8800万ドル(1ドル=約108円)で、同市の輸出額全体に占める割合は、前年同期比4.42ポイント増の19.13%に達しているという。

 海外アマゾンサイトへの出品・販売サービスであるアマゾン・グローバルセリング業務は、2012年から中国でサービスを開始。現在、数十万の中国小売業者が同サービスに加入しており、世界12の海外サイトが中国の小売業者に向けて利用可能となっている。(c)Xinhua News/AFPBB News