ウィンブルドン初日は「暗黒の月曜日」 ズベレフ、チチパスも初戦敗退
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【7月2日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)は1日、男子シングルス1回戦が行われ、優勝候補に挙がっていた大会第6シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)と第7シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)が共に姿を消した。
この日は女子シングルスでも第2シードの大坂なおみ(Naomi Osaka)が初戦で敗れており、ウィンブルドンの初日は暗黒の月曜日となった。
22歳のズベレフは、世界124位で予選勝者のイリ・ベセリ(Jiri Vesely、チェコ)に6-4、3-6、2-6、5-7で敗れた。これまでウィンブルドンでは一度も4回戦の壁を破れておらず、試合後には「コート外でのいろいろなことが影響した。今は詳しく話すつもりはないが、この数日間は自分にとってとてもタフだった」と明かした。
ズベレフが敗れた約15分後には、昨年大会で4回戦に進出したチチパスが世界89位のトーマス・ファビアーノ(Thomas Fabbiano、イタリア)に4-6、6-3、4-6、7-6(10-8)、3-6で屈した。
1月の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)では準決勝まで到達し、全仏オープンテニス(French Open 2019)では16強入りの好成績を記録していた20歳は、「きょう勝っていたとしても、ふさわしくなかっただろう。3セットで終わるべきだった」「今は打ちのめされている」とコメントした。
その他では、カナダ出身の18歳フェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime)が5-7、6-2、6-4、6-3で同胞のバセック・ポスピシル(Vasek Pospisil)を下し、「NextGen」と称される若手有望株の快進撃に望みをつないだ。第19シードのオジェ・アリアシムは、これで2000年代生まれの選手としては初めてウィンブルドン本戦で白星を記録した選手となった。
一方、全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)と全豪オープンを制し、日本を代表するスーパースターとなった大坂は、2週間前のネーチャーバレー・クラシック(Nature Valley Classic 2019)で苦杯をなめさせられた世界39位のユリア・プチンツェワ(Yulia Putintseva、カザフスタン)に6-7(4-7)、2-6で敗れた。
ウィンブルドンの女子シングルスで上位2シードまでの選手が初戦敗退を喫したのは、2001年大会でトップシードだったマルチナ・ヒンギス(Martina Hingis)以来。大坂にとっては、3回戦敗退に終わった全仏オープンに続く不本意な結果となった。(c)AFP/Dave JAMES