【6月30日 AFP】米空軍中央司令部(USAFCENT)は28日、ステルス戦闘機「F22ラプター(Raptor)」をカタールに配備したと発表した。イランとの緊張が高まるペルシャ湾(Persian Gulf)岸地域における戦力を増強した。

 カタールへのF22配備は今回が初めて。発表は「米国の軍と国益を防衛するため」の措置としているが、配備機数は明らかにしなかった。公開された写真では、カタールのアルウデイド空軍基地(Al-Udeid Air Base)上空を飛行する5機のF22が確認できる。

 ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の下で米国は昨年、イランと主要6か国との間で結ばれた2015年の核合意から離脱し、対イラン制裁を再開。以来米国とイランの対立が激化していたが、イランが米無人偵察機を撃墜したことで状況はさらに緊迫化。非難の応酬が続いている。(c)AFP