【6月29日 AFP】女子ゴルフのミシェル・ウィー(Michelle Wie、米国)は28日、今季残りのシーズンを欠場して右手首の治療に専念し、2020年のツアー復帰を目指すと発表した。

 29歳のウィーは、連覇を目指していた2月のHSBC女子チャンピオンズ(HSBC Women's World Championship 2019)を棄権して以降、先週の全米女子プロゴルフ選手権(KPMG Women's PGA Championship 2019)を含む3大会でいずれも予選落ちを喫した。

 ウィーは自身のインスタグラム(Instagram)に、「今年はプレーを可能にするために全力を尽くしてきましたが、残りの大会は欠場することにしました」「健康を取り戻すには、これが最良の機会であると確信しています。皆さんの愛情と支援には感謝しきれません。私にとってかけがえのないものです」と投稿した。

 現在世界ランク60位のウィーは、自身にとって唯一のメジャータイトルとなっている2014年の全米女子オープン(US Women's Open Championship 2014)を含めてツアー通算5勝を記録しているものの、ここ10年はけがが多発。2018年シーズンは痛みと闘いながらプレーする中で3度にわたってコルチゾン(cortisone)注射を受け、さらに同10月には手首の手術に踏み切った。

 2月のホンダLPGAタイランド(Honda LPGA Thailand 2019)で23位タイを記録した後、シンガポールで行われたHSBC女子チャンピオンズを棄権したウィーは、その後ツアー復帰を果たしたものの、今季メジャー初戦のANAインスピレーション(ANA Inspiration 2019)とLPGAロッテ選手権(LPGA Lotte Championship 2019)では決勝ラウンドに進めなかった。

 ウィーは手首を治して本来の調子を取り戻すべく、今季はすでに2度にわたり戦線を離脱していた。(c)AFP