【7月1日 Xinhua News】米国ナスダック上場企業で、中国上海に本社を置く動画配信サービス企業嗶哩嗶哩(bilibili、ビリビリ)が26日、創立10周年を迎えた。

 同社の今年第1四半期(1~3月)の監査前財務報告によると、ビリビリの月間平均アクティブユーザー数は1億人を超えている。

 過去10年間で、ビリビリは「多様な弾幕(画面に表示されるユーザーコメント)発送」「UP主(作品をアップロードする人を指す)によるアップロード」「アニメやショートビデオの改作」などの特色で若者に支持されてきた。

 近年、特に中国の優れた伝統文化をテーマにしたさまざまな「新国風創作」が、音楽、アフレコ、コミック、アニメーション、ショートビデオ、ミニプログラム、ファッションや美容デザイン、コスプレなどの分野で行われており、現在のビリビリで最も注目を浴びる文化的現象の一つとなっている。

 同社発表のデータでは、今年の第1四半期のビリビリの総収入は前年同期比で58%増となる13億7000万元(1元=約16円)に達し、市場の予想を大幅に上回った。

 市場分析によると、ビリビリの主要ユーザーである1990年代生まれと2000年以降生まれの青少年が成長していくことで、将来的にビリビリ関連の消費はさらに伸びる可能性があるという。(c)Xinhua News/AFPBB News