イングランドが女子W杯4強入り、仏か米との大一番に指揮官「恐れない」
このニュースをシェア
【6月28日 AFP】女子サッカーW杯フランス大会(FIFA Women's World Cup 2019)は27日、準々決勝の試合が行われ、イングランドはルーシー・ブロンズ(Lucy Bronze)の鮮烈なゴールなどでノルウェーに3-0で勝利し、4強入りを果たした。
元男子イングランド代表のデビッド・ベッカム(David Beckham)氏も観戦に訪れたこの一戦では、3分にジル・スコット(Jill Scott)が先制点をマークし、3大会でゴールを決めたイングランド史上2人目の選手になった。
イングランドは40分にエレン・ホワイト(Ellen White)が今大会での5得点目を挙げると、60分を前にブロンズが強烈なシュートをゴール上部に突き刺し、勝利を決定づけた。
余裕を持っていたイングランドは、終盤にあったニキータ・パリス(Nikita Parris)のPK失敗が気にならないほどだった。
ブロンズは2-1で勝利した2015年大会のノルウェー戦でもこの日と同じようなシュートを決めていた。イングランドはその前回大会で準決勝敗退となり、2017年の欧州女子選手権(UEFA Women's Euro 2017)でも4強という結果に終わった。
今大会の準決勝では開催国のフランスか前回女王である米国との難しい対戦が控えているが、もう一つ先のステージに進むことを望んでいる。
イングランドのフィル・ネビル(Phil Neville)監督は、「われわれは直近二つの主要国際大会で、準決勝で敗退している。私は、イングランドを準決勝の先のステージに導くためにこの仕事を任されたと思っている」とコメントした。
「選手には『君たちはW杯で優勝するための準備ができているか』と話した。なぜなら、われわれは優勝することを望んでおり、チームの状態が良いと思ったから」
フランスと米国による大一番は28日にパリで行われるが、ネビル監督は、イングランドの選手たちは次に待ち構えているものを恐れていないと主張した。
「選手たちはどちらのチームに対しても一切恐れを感じていない。日本戦で勝ち上がりを決めた際、われわれは実際にトーナメント表の良い方の山に入ったと言った。それはこの準決勝が理由」
「私も選手たちも大きな試合を望んでいる。この一戦は今大会で最も大きな試合になるだろう」 (c)AFP/Andy SCOTT