飢餓の解決策というと、多くの人々は、「食糧不足を何とかしなければ」という発想に至るであろう。もちろん、飢餓を引き起こしている最大の原因は食糧の不足であろうし、そこに課題を据えることは大いに正しいことである。しかし私は、飢餓が本当に解消されるには、食糧を十分に供給するだけでは足りないと考える。その食糧の質が水準を満たしてこそ、本当に飢餓から脱したと言えるのではないであろうか。例えば、飢餓者の多い地域を救うため、大量の食糧をその地域の人々のために用意したとしよう。その中にもし、腐ったものや毒の入ったものなど、人間の体に害のあるものが混ざっていれば、飢餓で体が弱っている人間には致命的なものとなる。それでは飢餓が解決したとはいえないであろう。私がこの写真を選んだ理由は、そういった事態を未然に防ぎ、飢餓を本当の意味で解決するには、配給する食糧の品質を念入りに検査する必要があると考えたからである。(ペンネーム:くらすたー)

[東京電機大学]