一体何km歩いただろうか。何日間食べ物を口にしていないだろうか。この母親は何を思い、今に至っているのだろうか。現在、彼女達はソマリアにいる。未だに内戦が続いているソマリアには飢餓状態の人々で溢れているのだ。この痩せ細った身体がその過酷さと生々しさを物語っている。この戦争と飢餓によって亡くなっていく人たちは後を絶たない。この母親の瞳が希望に満ち溢れ、子供が食べ物を頬張れるように世界全体で解決していかなければならないと私は思う。そして、世界からまた一つ尊い命が救われることを私は強く願っている。(ペンネーム:いくら)

[日本大学東北高等学校]