お母さんに水を飲ませてもらっている男の子。水を飲みながらこちらを向いている様子が印象的だ。その男の子の後ろには、水を飲みたそうに待つ男の子がもう一人いる。やっと手に入れた水を家族で分け合っているようにも見える。この写真を見たとき、水のありがたみを改めて感じた。私たちは、蛇口をひねれば水が出てくることが当たり前だと感じているかもしれない。しかし、それは当たり前ではない。水を得るために、時間をかけて遠くまで歩いて水を運ばなければいけない人。きれいな水を飲むことができない人。世界には生きるための水を求めている人が大勢いることを忘れてはいけない。世界中の人々が、「安全できれいな水」を飲みたい時に飲みたいだけ飲める。そんな世界に変わって欲しい。そのためにも、私たち日本人は節水への協力が必要だ。一人一人の小さな心がけで、救われる人々がたくさんいるかもしれない。(ペンネーム:スズカ)

[日本大学東北高等学校]