【6月27日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)のシード順が26日に発表され、男子シングルスではロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が自身より世界ランキングが上のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)を抑えて第2シードとなった。

 世界2位のナダルは今週、ランキングポイントの他にグラスコート大会での成績を加味するウィンブルドン独自のシード順の決め方に対し、「ランキングを軽視」しているとして不満をあらわにしていた。

 連覇を狙う世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)がトップシードとなり、ナダルはフェデラーとジョコビッチのどちらかと同じ山に入ることが決まっている。

 前回大会で決勝に進出したケビン・アンダーソン(Kevin Anderson、南アフリカ)が、8位につけるランキングを大きく上回って第4シードに入り、その後にドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)、アレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)、ステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)の順で続いた。

 一方、女子シングルスのシード順はランキング通りとなり、全仏オープンテニス(French Open 2019)を制したアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)が、大坂なおみ(Naomi Osaka)を抑えて四大大会(グランドスラム)で初の第1シードとなった。

 ディフェンディングチャンピオンのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)は第5シード、ウィンブルドンで7度の大会制覇を誇るセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は第11シードにつけた。(c)AFP