彼女らは家を失ったのだろう。あたり一面はイギリスのものと思われるテントで張り巡らされた殺風景なこの現状にどうすることもできない憤りや我が子を守らなければいけない責任、将来への不安 さまざまなネガティブな感情を抱いているのだろう。私は彼女らの視線に荒んだ現状の他に 爾今の願いを込めた眼差しが向けられているのではないかと感じた。そして写真を多くの人に知ってもらいたいと思った。私が彼女らに直接何かすることは難しいが インターネット文化が深く染み付いている今の社会ならSNSなどを通じてより多くの人に知ってもらうことができる。そういった小さな一人一人の努力で彼らが安心して生活できる環境を築いていくことができるのではないかと思う。私もその活動の前線に立って活動していきたい。そう言った活動の過程で彼女らが爾今の願いを叶えることを信じて。（ペンネーム：イソフラボン）

［日大東北高校］