【6月26日 AFP】米大リーグ(MLB)のニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)が25日、トロント・ブルージェイズ(Toronto Blue Jays)戦でMLB史上最長となる28試合連続本塁打を達成した。チーム先頭打者に本塁打が飛び出し、いきなり新記録を樹立したヤンキースは、4-3で試合にも勝利している。

 ヤンキースは1回裏の攻撃で、先頭のDJ・ルメイユ(D.J. LeMahieu)がブルージェイズ先発のクレイトン・リチャード(Clayton Richard)が投じた球をたたくと、これが本拠地ヤンキー・スタジアム(Yankee Stadium)の左翼2階席に飛び込む本塁打となり新記録をつくった。

 これまでの記録は、テキサス・レンジャーズ(Texas Rangers)が2002年シーズンの8月11日から9月9日にかけてつくった27試合連続本塁打で、ヤンキースは今回、5月26日からの1か月間でこれを更新した。その間に本塁打を放ったヤンキースの選手は14人。最多はゲーリー・サンチェス(Gary Sanchez)の8本塁打だった。

 さらにヤンキースは、続くアーロン・ジャッジ(Aaron Judge)が今度は右翼席に飛び込む2者連続の本塁打を記録。脇腹のけがから前週およそ2か月ぶりに復帰した主力が4月20日以来となる一発をたたき込むと、グレイバー・トーレス(Gleyber Torres)とエドウィン・エンカーナシオン(Edwin Encarnacion)にもソロ本塁打が生まれ、一発攻勢でブルージェイズを沈めたチームはア・リーグ東地区首位を走っている。

 その一方で、ヤンキースではジャンカルロ・スタントン(Giancarlo Stanton)に問題が発生した可能性がある。三塁への走塁の際に接触で膝を打ったスタントンは、4回に試合から退き、その後にMRI検査を受けている。(c)AFP