人類初の月面着陸、AFPはどう伝えたか(パート1) 月を征服、偉大なる飛躍
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■「偉大なる飛躍」
午後10時56分:アームストロング氏が、月面に左足を出して言った。「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大なる飛躍である」。そして、月面の硬さを慎重にブーツで確かめてから、しっかりと足を踏み込んだ。
「足が沈んだ深さは1インチ(約2.5センチ)にも満たない。たぶん8分の1インチ(約3ミリ)くらいだろう。だが細かい砂状の粒子の中に靴底の跡が確認できる」。アームストロング氏は何歩か歩きながら、驚いてそう言った。
「心配していたような歩きづらさはないようだ。訓練の時よりも歩きやすくさえあるかもしれない…」
アームストロング氏は事もなげに歩き回る。地球では、世界中のテレビ画面に映し出されたそのライブ映像を大勢の人が視聴している。
視聴者の視線の先では、月の征服者が月着陸船を出て9段のはしごを下り、月面の感触を確かめ、手すりを離し、人類初の月面歩行とソイルの採取を行った。
アームストロング氏は、伸び縮みする柄の付いた袋をポケットから取り出してソイルをすくい入れ、袋を密閉し、柄を放り投げた。この柄の他、地球から持って行ったいくつかの物が月に残された。
そして、月着陸船のハッチから見ていたエドウィン・オルドリン(Edwin Aldrin)飛行士に促されるまま、その袋を太もものポケットに突っ込んだ。
