【6月25日 AFP】24日に行われたコパ・アメリカ(2019 Copa America)のエクアドル戦を1-1で引き分け、準々決勝進出を逃したサッカー日本代表の森保一(Hajime Moriyasu)監督は試合後、チームはこの敗退から多くを学ぶだろうと述べた。

 日本は15分、中島翔哉(Shoya Nakajima)の得点がビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定によって認められて先制に成功するも、20分後にはアンヘル・メナ(Angel Mena)にゴールを決められエクアドルに追いつかれた。

 終盤には途中出場の前田大然(Daizen Maeda)がうまく抜け出し相手GKと1対1になるも、シュートはアレキサンダー・ドミンゲス(Alexander Dominguez)に阻まれた。さらに後半アディショナルタイムには、久保建英(Takefusa Kubo)がネットを揺らすもオフサイドの判定で得点は認められなかった。

 各クラブから主力選手の招集を拒否されたため、今大会には23歳以下の選手が主体のチームで挑んだ森保監督は、「世界との差は縮まっているところだと思う」とコメントした。

「選手たちは相手に敬意を払いながらも、自分たちはできるという普段通りのメンタリティーを持って戦ってくれた。謙虚さを忘れずに、できるだけ多くのことを学ぶ必要がある」

 招待国としてコパ・アメリカに2度目の出場を果たした日本は、今大会でまたしても初勝利を手にすることはできなかったが、グループステージの最後2試合はウルグアイやエクアドルと引き分け、0-4で敗れたチリとの初戦から劇的な改善を見せた。来年の東京五輪に臨む23歳以下のチームのベースをつくることはできただろう。

 森保監督は「次のステージに進むことができないのは残念。改善していかなければいけない」「日本だけでなくアジアのサッカーもレベルは上がっている。われわれは世界の強豪とも渡り歩いていく戦いができている」と話した。(c)AFP/Esteban ROJAS