2018年9月13日にマクロン大統領は貧困改善に向けて4年間で80億ユーロ、日本円にして約1兆円を投じると発表した。多額を投じなければいけないほど深刻化しているフランスの貧困問題について教育の観点から述べていく。近年フランスでは国民の88%がバカロレアという高校卒業資格を取得しており、就職に学歴が影響してくるようになった。そのような世の中になったにも関わらず貧困者の33.2%は何も資格を持っていない。何も資格を持っていなければ職に就けず、貧しい生活を送らなければならない。このような貧困の連鎖が起こっているのが今のフランスだ。多額を投資して改善するのには大賛成だが、その前に教育支援金制度などを制定し高校までは義務教育にし、途方に暮れる人々を減らすべきではないだろうか。私がこの画像を選んだ理由は、このようなフランスの現状を悲壮感とともに一番わかりやすく伝えられた画像だと思ったからだ。


[武蔵野大学附属千代田高等学院 1年 Y.Y]