【6月24日 AFP】4月のクーデター後にスーダンを暫定的に統治している軍事評議会は23日、民政移管に向けて外交努力を展開しているアフリカ連合(AU)とエチオピアに対し、文民政権樹立までの青写真を統一するよう要請した。

 民政移管を求める抗議デモの指導部によると、民間人主体の統治機構を設置するというエチオピアの提案に、軍事評議会側は難色を示している。

 4月の軍事クーデターでオマル・ハッサン・アハメド・バシル(Omar Hassan Ahmed al-Bashir)前大統領が失脚したスーダンでは、実権を握った軍事評議会と、抗議デモ指導部との対立が深刻化。今月3日、首都ハルツームの軍本部前で座り込みを続けていたデモ隊を軍が強制排除し、多数が死亡する事態となった。

 この危機を解決するため、AUとエチオピアが仲裁に乗り出している。

 軍事評議会のアブデル・ファタハ・ブルハン(Abdel Fattah al-Burhan)議長は23日、AU、エチオピア双方の代表と面会。その後、記者会見した評議会報道官は、議長が「仲裁努力は共同提案の準備に重点を置くべきだと強調した」ことを明らかにするとともに、エチオピアの提案が遅れ、AUと異なる内容だったことを批判した。

 民主化勢力の一派「自由・変革同盟(Alliance for Freedom and Change)」の指導者らは22日、エチオピアから民政移管に向けて民間人8人と軍人7人の計15人からなる統治機構を設けるとの仲裁案を提示され、受け入れたと発表していた。(c)AFP