【6月23日 AFP】女子テニス、ネーチャーバレー・クラシック(Nature Valley Classic 2019)は22日、シングルス準決勝が行われ、大会第2シードのアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)が6-4、6-4でバーバラ・ストリコバ(Barbora Strycova、チェコ)を下し、世界ランキング1位奪取まであと1勝に迫った。

 全仏オープンテニス(French Open 2019)覇者のバーティはこの日、エース11本に加えウイナー24本を打ち込み、サービスゲームを一度も落とすことなくストリコバを一蹴。連勝を11に伸ばし、今季4度目の決勝へ駒を進めた。

 大坂なおみ(Naomi Osaka)からの王座奪取が懸かる決勝の相手は、ダブルスのパートナーでもあるユリア・ゲルゲス(Julia Goerges、ドイツ)に決定。同じく好調の第8シードのゲルゲスは、ペトラ・マルティッチ(Petra Martic、クロアチア)を6-4、6-3で下して決勝進出を果たした。

 ゲルゲスに勝利すればイボンヌ・グーラゴング・コーリー(Evonne Goolagong Cawley)氏以来、オーストラリアの女子選手として43年ぶりの世界ナンバーワンになる23歳のバーティだが、今はランキングのことは考えず、決勝のゲームプランに集中したいと考えている。

「物事をシンプルにとらえている。ランキングには全く集中していない。必ずしも自分がコントロールできるものではないから」「自分ができることをやらなくてはいけない。それは準備であり、あしたの試合でベストを尽くして良い試合をすること。それでもし勝てればおまけのようなもの」

「結果は後からついてくるものであり、あまり心配していない」「自分が世界1位になれるかどうかとか、ランキングのせいで夜に眠れなくなるようなことはない。なるようになる。そうならなかったら、そうならなかったというだけのこと」 (c)AFP