【7月8日 Xinhua News】中国遼寧省(Liaoning)葫芦島市(Huludao)綏中県(Suizhong)の西56キロ、山海関の東15キロに位置する止錨湾には、海面から20メートルほど突き出た3つの巨大な岩がある。この岩は一部の専門家や学者から、三国志の英雄、曹操(Cao Cao)が「観滄海(かんそうかい、蒼海を観る)」という詩に「東臨碣石(東のかた碣石に臨み)」と書いた碣石(けっせき)だとみなされている。

 曹操は烏桓(うかん、紀元前1世紀から紀元後3世紀にかけて、 現在の中国内モンゴル自治区に居住していた遊牧民族)討伐を終えて戻る途中、碣石に登って海を望み、渤海の壮麗な景色を眺めて「観滄海」の詩を書いたとされる。(c)Xinhua News/AFPBB News