【6月21日 東方新報】中国・遼寧省(Liaoning)凌源市(Lingyuan)で18日、4歳児が幼稚園の送迎バスの車内に取り残され、夕方になって発見されたがすでに死亡していたことがわかった。

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 凌源市公安局は20日、幼稚園園長の栄容疑者と、担任教諭である鄒容疑者、教諭の石容疑者の3人を業務上過失致死容疑で勾留したと発表した。

 園児の父親の馬さんによると、4歳の息子は送迎バスで「童馨(Tongxin)幼稚園」に通っていた。馬さんら家族が18日朝に息子を送迎バスに乗せた際、園長の栄容疑者がバスを運転し、教諭も乗っていた。

 馬さんによると、息子は普段なら午後4時過ぎに帰宅するが、その日は同20分を過ぎても子どもの姿が見えず、担任教諭に電話をかけたが通じなかった。間もなく親類から電話があり、「子どもが大変なことになっている」と伝えてきた。

 幼稚園に駆け付けると、息子はすでに息をしていなかった。送迎バスは、幼稚園の入り口に停車してあった。息子が朝から送迎バスの車内に忘れられ、放課後になってようやく発見されたと警察に知らされた。

 馬さんが提供した写真には、バスの後部座席に横たわっている幼児の姿が写っており、生きているようには見えなかった。この日の凌源市の最高気温は、33度だった。

 警察が捜査を続けている。(c)東方新報/AFPBB News