【6月20日 AFP】サッカーAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2019)は19日、決勝トーナメント1回戦第1戦が各地で行われ、上海上港(Shanghai SIPG、中国)と全北現代(Jeonbuk Motors、韓国)は1-1で引き分けた。

 全北は試合開始わずか1分、スルーパスを受けたムン・ソンミン(Seon-Min Moon)が先制点を決め、赤一色となった敵地のサポーターを黙らせた。

 中国と韓国のリーグ王者同士の一戦で、上海上港はオスカル(Oscar dos Santos Emboaba Junior)やフッキ(Hulk)、エウケソン(Elkeson)というブラジル人選手が多くのチャンスを作り出し、フッキが2度のチャンスをふいにしたが、39分には王シェン超(Shenchao Wang、ワン・シェンチャオがクロスに頭で合わせて同点弾を挙げた。

 後半は試合が動かず、全北はアウェーゴールを手に引き分けて来週ホームで行われる第2戦に向かうことになった。

 一方、浦和レッドダイヤモンズ(Urawa Red Diamonds)はホームで蔚山現代(Ulsan Hyundai、韓国)に1-2で逆転負けを喫した。

 元大会王者同士の対戦で前半に試合を支配したレッズは37分、青木拓矢(Takuya Aoki)のクロスから杉本健勇(Kenyu Sugimoto)がヘディングシュートを流し込み、先制点を決めた。

 そこまでチャンスもほとんどなかった蔚山だったが、41分に李根鎬(Keun-ho Lee、イ・グノ)が左サイドから上げたクロスに周敏圭(Min-kyu Joo、チュ・ミンキュ)が頭で合わせて同点に追い付いた。

 後半に入り勢いを増した蔚山は、李根鎬が勝ち越し点のチャンスを2度逃したものの、80分に途中出場の黄一秀(Il-su Hwang)がマークを受けずにペナルティーエリア手前までボールを持ち込むと、決勝点を蹴り込んだ。来週行われるホームでの第2戦に向けて、蔚山は貴重な2点のアウェーゴールを手にしている。(c)AFP