【6月19日 AFP】男子テニス、フィーバーツリー選手権(Fever-Tree Championships 2019)は18日、雨のため全試合が順延となり、ダブルスでの出場を予定しているアンディ・マレー(Andy Murray、英国)の復帰戦は20日以降にずれ込むことになった。

 マレーはフェリシアーノ・ロペス(Feliciano Lopez、スペイン)とのペアで今大会のダブルスに出場し、19日の1回戦で大会第1シードのペアと対戦する予定だった。ところが18日に降った雨の影響で、ロペスのシングルス1回戦が19日に延期。そのためマレーとのダブルスもさらに1日後にずれることになった。復帰となれば、マレーにとってはキャリア続行の最後の望みをかけた手術からわずか143日での実戦のコートとなる。

 現在32歳のマレーは、長引く股関節の負傷を理由に、1月の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)で涙ながらに引退の意向を発表。同大会が現役最後の舞台になる可能性もあったが、1月28日に関節に金属板を埋め込む「股関節置換手術」を受け、復帰を目指していた。

 その手術からシングルスのトップレベルに復帰した選手は前例がないが、ダブルスではボブ・ブライアン(Bob Bryan、米国)が見事に復活を果たしている。マレーはダブルス専門に転向することは目指しておらず、年内にはシングルスのキャリアを再開したいと考えている。(c)AFP