【6月19日 AFP】エジプトで初めて民主的に大統領に選出され、17日に67歳で死去したムハンマド・モルシ(Mohamed Morsi)前大統領が18日、首都カイロ東部マディーナトナスル(Medinat Nasr)の墓地に埋葬された。弁護団の一人が明らかにした。

 警官隊に護衛されたわずかな参列者が墓地に入るのを確認できたが、報道陣の墓地への立ち入りは許されなかった。

 司法当局によると、モルシ氏は外国や武装勢力との共謀について審理が行われた17日の法廷で当初は「元気そう」だったが、ガラスで仕切られた被告席で5分間にわたり陳述した後、倒れた。

 モルシ氏の弁護団の一人は、別の被告人たちがガラスをたたいたり、「モルシ氏が死んだと大声で叫んだり」し始めたという。

 検事総長は、モルシ氏は「すぐに救急搬送されたが」、病院で死亡が確認されたと説明。この説明は別の司法筋の話でも裏付けられた。